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【アンプ】「Groove Tubes Soul-O75」

更新日:2016/08/18

Groove Tubes Soul-O75

今回は、「Groove Tubes」「Soul-O75」です。

店頭で弾いた際の第一印象は、音がとにかく速い。

音の傾向としてはデラリバ(Fender Deluxe Reverb)のヘッドルームを大きくした、といいますかレンジが広くなってさらに澄みきったクリーンサウンド。ツインリバーヴ(Fender Twin Reverb)のクリーンともまた異なります。ブラックフェイスのクリーンは、総じてポコッとした丸い音が出ますよね。ある種のコンプ系サウンドなんですが、GT の方はその音を残しつつも Treble の丁度アタックしたときによく出るカキーンとした部分が前に出ます。

まぁ、6V6管とEL34管の真空管で比べてしまうのもアレなんですが・・・。

歪みは、改造 Marshall(マーシャル)系と聞いてたものの、Marshall(マーシャル)とは別物ですね。中音域から上はMarshall(マーシャル)に似た部分はありますがそれに加え全体的に Fender(フェンダー)系の出音に近いですね。

なので、上はジャキジャキ、下は特に6弦辺りが GAIN を上げると潰れ気味になります。RATの低音の潰れ方に似てますね、少しファジーです。
ただし、総じてタッチが出やすい。Marshall(マーシャル)のハンドワイアードの様なレスポンスもあります。

そして、このアンプの最大の特徴でもある BOTH チャンネル。要はクリーンと歪みが同時に出力されます。歪みで奥まったアタック音をクリーン部分でカバー。ミックスレベルは各チャンネルの GAIN, VOLUME で行います。両方を上手く混ぜ合わせる事でとても素敵なサウンドが体感できます。
10年くらい前に Voodoo Lab から Sparkle Drive というクリーンと歪みがミックス出来るドライヴペダルとして一部のマニアから話題になったんですが、効果や狙いは同じです。

EQ の効きもいいですね。MIDDLE のツマミがハイ寄りではありますがなかなか使いやすい。そしてクリーンチャンネルにはBrightスイッチ、歪みチャンネルにはFATスイッチがそれぞれ搭載されており、これがまた効果抜群。特にBrightスイッチはこれまで試したアンプの中でも最も変化が顕著であり、且つ使いやすい。まるで別のクリーンアンプに切り替わったかのようなサウンドに。ピッキングのアタック・ニュアンスがさらに出るといった印象でクリーンだけで2種類のアンプを手にした感覚です。ジャンルも広く対応可能でいい買い物をしたなと思っています。

キャビネットとスピーカーですが、この2つは他のアンプと比べてもかなりサウンドに影響を与えています。試しにMarshall(マーシャル)のキャビネットに繋いで比較しましたが、全く違うサウンドになりました。先述した音質も音の速さに関してもこの2つの影響は大きい。理想は2発キャビネット。4発だと高音部分はなかなか良いのですが低音が思いのほか暴れすぎてしまう。やはりGT製のキャビに合わせるのがいいでしょう。

アンプ部の上には 1U 分の空きスペースがあるので空間系とノイズ取りが 1U で収まるのであれば MIDI コントローラーとチューナーを持っていくだけで演奏に行けます。ついでに、アンプの裏に電源出力が付いてるので外部電源も必要なし。エフェクトループもパネル裏に付いてます。もし、このアンプに求める点があるとすれば・・・。

歪み量と軽量化、この2つです。

ニールショーン(Neal Schon)が、このアンプを手放した原因は前者なのでは? でも、私にはこれくらいがちょうどいいのかもしれません。

※ 追記

このアンプに手持ちのエフェクトペダル群をそれぞれ繋いで弾いてみたところ、なんとペダルのスルー音の違いがとても判りやすい事が発覚。今まで弾いてきたアンプに比べて音痩せや音が奥まったり、輪郭がボヤけてしまう等の差がよりハッキリと確認出来ます。それだけ表現力が高いアンプという事でしょう。これには本当にビックリしてしまいました!