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【フェイザー(Phaser)】「MXR Phase 90 & Maxon PT-909」

更新日:2016/04/27

MXR Phase 90

近年、アナログとデジタルでエフェクターの支持が二分されていますが、フェイザー(Phaser)に限ってはアナログじゃないとしっくり来ないのが私です。というわけで、今回は「MXR Phase 90」との「Maxon PT-909」の 2台のフェイザーを比較してみます。

MXR Phase 90

長年使用しているメイン機です。ご存知の通り王道中の王道、持っていて損は無いとする 1台です。私が所持しているのは 2005年頃に購入した、いわゆるリイシュー機ですがこちらでも充分なパフォーマンスが望めます。音の立ち上がりが速く、程よく角の立った高音域と唸るような中音域サウンドが抜群でカッティング時に使用する事がほとんどです。全音域において太く、奥行きのあるウネリでフェイザー(Phaser)の中でも「すぐに使えるペダル」というのが人気の秘密かもしれません。

On にすると聴感上において低音域を中心に少々音量が上がりますが、音痩せを補填する目的で敢えてこういった出音にしているのではないか?と思ったり。

録音して改めて気づいたのはドライ音とウェット音が別々に信号があってアウトプット時に MIX されてるような印象。ヘッドフォンで聴くとわかりやすいかもしれません。ウネリは強めなのにコードやアタックの輪郭がしっかり出ていてヴィンテージとモダンの間を行くような音でした。

他にも以前に Phase 100 を弾く機会がありましたが、こちらはウネリの種類が変更できるタイプでサウンドの幅を求める方にオススメです。MXR Phase 90 に比べて多少丸いサウンドでしたので、これまた別物と捉えています。

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サウンドハウス

 

Maxon PT-909

 

Maxon PT-909

2年ほど前に知人から譲っていただきました。年式は不明ですが、ヴィンテージもので歌モノのバックバンドなどアルペジオを多用する際に登場し、大切に使用しています。こちらはツマミが 3つあるので音作りの幅は広め。全体的な掛かり具合は「MXR に比べて優しいなぁ」とは思っていたのですが、いざ録音して比べてみると前者との違いは明確です。

EQ 帯ですが、ハイミッドと一部のローが谷になっていてスッキリしています。当時は気にしなかったのですが、輪郭として出てくる高音部の立ち方がこれまた意外。ハーフトーンに切り替えたようなエフェクトですね。古い物ということもあって音痩せも感じられます。掛かりを深くしてもウネリは帯域によっては大人しいです。アルペジオで使おうと思ったのはここから来ているのだと思います。線は細めですが高音弦の輪郭があってこちらも素敵です。以前、MXR を歌モノで使用したときは個性が出過ぎてしまって少々躊躇しましたので・・・。

今回は簡単なものですが、両ペダルの比較音源を作ってみました。なお、ストラトのフロント PU でカッティングを弾いています。

0:00 〜 MXR Phase 90/0:45 〜 Maxon PT-909

フェイザー(Phaser)を使い始めたきっかけが Papa Grows Funk山岸潤史氏だったのですが山岸氏は electro-harmonixSMALL STONE を使っていましたね。当時、こちらも店頭で弾き比べてみたのですが上記の 2機種よりもさらに個性的なアクの強い出音で惹かれたのを覚えています。

初めてのフェイザー(Phaser)購入ということもあって、その日は直感を信じて耳障りの良い MXR を選択したのですが 10年以上前の耳での判断でしたので今ならもっと多くの点を比較出来るかもしれません。機会があれば SMALL STONE も購入したいところですね。

フェイザー(Phaser)は、他のエフェクトに比べると新機種が少ないので注目されにくいのかもしれませんが、好きなエフェクトだけに「もっと支持されてもいいのでは?」と思っています。今後に期待!